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水のまめ知識
ヒトの健康と水の関係

人間をはじめとした生物は、水なくしては生きていくことはできません。私たちの祖先は海であるとの説がありますが、その理由は生物の化学組成と海水の組成が非常に似ているからです。とある研究によると、クラゲの体液とヒトの体液には複数の共通点があることから、やはり私たちは母なる海から生まれたのかもしれません。
その証拠として、私たちの体内の水分量は非常に多く、成人した人間の約6割~7割、赤ちゃんだと約8割が水でできています。そしてもちろん人間だけでなく、全ての生物はほぼ水で構成されていることから、いかに水が生命維持に欠かせないものであるかがわかるかもしれません。
そんな体内の水分ですが、私たちは補給したり排出したりすることで、バランスを維持しています。なかでも汗をかくことで体温調節を行うのが私たち恒温動物ですが、汗の成分は水分と塩分。毎年真夏日には、熱中症・脱水症状による搬送や死亡のニュースがありますが、その際には水分と塩分の補給が何より重要であることは、みなさんご存知でしょう。
その証拠に、私たちの体内から1割の水がなくなってしまうと死に至るといわれています。さらには体内のたった3%が失われるだけでもめまいや食欲不振といった体調不良を起こすのですから、いかに生物にとって水が大切かがわかるのではないでしょうか。
真夏日が近づくと、「こまめに水分補給をしましょう」「喉が渇いてからの水分補給では遅い」など水分補給が呼びかけられていますが、実は水分の過剰摂取も死に至る危険性が。良質な水を適度に補給する粉が、何より重要なのです。
水の過剰摂取によって起こる疾患が、「低ナトリウム血症」。水分と塩分のバランスを調整する役目を持つナトリウムですが、水を過剰に摂取したり、マラソンなどで過剰に水分が失われて体内の塩分濃度が高くなると、低ナトリウム血症を引き起こすのです。
低ナトリウム血症は軽症であれば特に症状が現れない場合がほとんどですが、ナトリウムが不足するにつれ、だるさ、吐き気といった症状が起こります。重症化すると脳がむくむ病気である「脳浮腫」や、肺に水が溜まる「肺水腫」に加え、意識が朦朧とするまでに。そして最悪の場合死に繋がるケースもあるため、たかが水分の取り過ぎと侮ってはいけないのです。
このように私たちは水分を適度に摂取すると低ナトリウム血症に、摂取しなさすぎると脱水症状を起こすなど、非常に繊細なバランスで生命は維持されています。水と塩分を適度に摂取することが重要だと、お分かりいただけたでしょうか。
ただ一点注意が必要なのは、赤ちゃんが脱水症状を起こしたときです。大人であれば、スポーツドリンクが体液に近いことから吸収も早く有効だとされていますが、赤ちゃんの場合は低ナトリウム血症を起こす可能性や、水中毒を引き起こす危険性があります。そのため赤ちゃんが脱水症状を起こした場合はすぐに病院へ行き、素人判断をしないことが重要です。
大人と子どもは摂取すべき水分・塩分の量も質も違うということを知っておくと良いでしょう。
また高血圧の方の場合は、水分を大量に補給することで心臓を経由して腎臓に水が溜まります。すると血圧が上がってしまうことから、高血圧・心臓病・腎臓病の人は、適度な水分量を自分で見極める必要があります。そして糖尿病の方の場合は反対に、通常の方よりも脱水に陥りやすい傾向にあるため、少し多めの水分補給を心がけると良いでしょう。
このように、ヒトによって飲むべき水の量は異なります。適度な水分量とは、自分が生活していくうえで、快適に身体が維持できる量。量だけでなく、ペットボトル入りのミネラルウォーターが普及してから、私たちの身の回りには様々な種類の水がありますが、自分にはどのような水が適していて、どのような水を飲むべきなのか、一度比較・検討する必要があるかもしれません。
健康な方の場合は、水分が不足しがちな起き抜けやスポーツの合間、お風呂あがりなどに水分を補給する癖を付けると良いでしょう。